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親子共有不動産の住宅ローン|ローンの組み方別メリット&デメリット
核家族が増えた現代の日本ですが、今でも2世帯住宅での暮らしなどを選択する家族も一定数います。そのため、親子共有名義での不動産購入も少なくはなく、親子で住宅ローンを契約するケースや親が不動産購入代金の一部を負担し、残りの購入費を子どものローン契約とするケースなど様々な事例があります。
このページでは、親子で住宅ローンを組んだ場合のメリット・デメリットについて紹介しています。
住宅ローンの種類は?
親子で家を購入した場合に利用可能な住宅ローンは2種類あります。
2つの住宅ローンの特徴やメリット・デメリットについて、チェックしてみましょう。
親子ペアローン
ペアローンとは、親と子どものそれぞれがローン契約を行い、不動産を購入する住宅ローンです。これは、親子に限らず夫婦などでも利用されることが多い住宅ローンの一つ。
親と子どもそれぞれの年齢や収入に応じた借り入れが可能となる点も特徴です。例えば、2,500万円の不動産を購入する場合、親が1,000万円、子どもが1,500万円を負担するとします。それぞれの負担額に対して、各自が住宅ローンを組むことになるため、借入期間や金利等も個々で決定できる こともポイントです。
メリット
親子ペアローンのメリットは、先ほどもお伝えしたとおり、親と子どものそれぞれが借入金額、金利、借入期間を設定できるという点です。親と子どもとでは、年齢はもちろん、数年先の収入、生活状況が異なります。それぞれのライフプランに応じた住宅ローン契約 ができる点は大きなメリットといえるでしょう。
また、ペアローン契約の場合は、親と子どもの両方が団体信用保険へ加入可能なことも特徴です。団体信用保険の加入により、どちらか一方が死亡などにより住宅ローンの返済ができなくなった場合、死亡した名義人の住宅ローン返済義務が免除となります。団体信用保険は、住宅ローン一契約に基づき加入する保険となります。お互いがそれぞれ保険に加入できる点は安心感があります。
デメリット
ペアローンのデメリットの一つが、年齢によってはローン契約ができないケースがあることです。親子ペアローンを組む場合、子どもは20代~30代の一般的にマイホーム購入を検討する年齢の可能性が高いといえます。そのため、子どものローン契約は単独名義の住宅ローンの審査と大きく変わることはないでしょう。
しかし、親の場合は年齢が審査の壁となることもあります。金融機関で提供する住宅ローンは、最低でも借入期間10年としていることが多く、申込時年齢65歳以下、完済時の年齢80歳未満というような制限があることも特徴です。この年齢制限については、借入先である金融機関によって異なりますが、高齢により住宅ローン自体が組めない場合は現金にて負担する等検討しましょう。
親子リレーローン
親と子どもの住宅ローンに特化した商品が親子リレーローンです。リレーローンは、フラット35や民間の金融機関でも提供しています。親から子供へローン返済をバトンタッチするリレー方式が特徴の住宅ローンです。
例えば、3,500万円の不動産購入にあたり、リレーローンを組んだとします。ローンの返済義務は、全額3,500万円に対して親と子どもの両方が負っていますが、借入期間の前半を親が負担し、後半は子どもが負担するという仕組みです。
では、親子リレーローンのメリット・デメリットについても解説しましょう。
メリット
親子リレーローンは、親が高齢の場合に適した住宅ローンです。ペアローンでは、借り入れ条件でもある年齢により、短期間でないと融資が受けられないケースでも、リレーローンであればペアローンに比べ長い期間で設定できることもポイント。
これは、リレーローンの返済期間設定方法が関係しています。親子リレーローンの場合、子どもの年齢を基準に返済期間が設定されます。これにより、高齢の親にとっても、住宅ローン後継者である子どもにとってもメリットがあるといえます。
また、親子それぞれが単独で住宅ローンを組むには収入面で難しいケースでも、親子の収入を合算して審査を行うため、希望する借入金額の融資が受けやすくなる点も特徴です。
デメリット
フラット35を利用した場合、団体信用保険の加入対象者は親子いずれか一人であるという点がデメリットとして挙げられます。これは、夫婦で利用可能な連帯債務型住宅ローンと同様のイメージです。また、親子リレーローンでは、親が団体信用保険に加入する場合、70歳未満であることなど制限が設けられていることも特徴です。民間の金融機関では、子どものみが加入対象となっているケースもあります。万が一、親が返済を負う期間より早く亡くなってしまった場合は、子どもが親の返済金額を引き継ぐこととなるため、当初の計画通りといかない可能性があるという点も忘れてはいけません。
住宅ローン控除について
親子ペアローン、親子リレーローンは、どちらを利用した場合でも親と子のそれぞれが住宅ローン控除を受けることができます。住宅ローン控除は、ローン契約から10年間の適用であることもポイント。そのため、親子リレーローンを利用した場合は、子どもは返済期間前に控除を受けることとなります。
住宅ローン控除は、借入を行い、居住してから10年間受けられるものですので、それぞれ必ず申請するようにしましょう。
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